そもそも平屋とは

平屋とは、シンプルに1階建てになっている住まいのことです。寝室・リビング・ダイニング・キッチンなどがすべて同じ階にあり、階段がありません。生活の全てを1階で完結させることができます。

レクサスホームは公式Instagramで注文住宅の設計事例をご紹介しています。平屋に活かせる住まいのイメージも多数ありますので、ぜひご覧ください。

平屋住宅のメリット

・間取り
ライフスタイルに合わせた間取りに変更しやすいことがメリットです。障子式・ふすま式のようにあらかじめ移動しやすい間仕切りにしておけば、ご家族の人数に合わせて部屋数を増やしたり減らしたりできます。部屋数が多ければご家族がちょうどいい距離間で過ごしやすくなり、部屋数が少なければ開放感があり、日常の掃除などのメンテナンスがしやすい空間になります。

・階段
階段がないこともメリットとなります。例えば、小さなお子様がいらっしゃる場合、住まいの安全性確保は注目したいポイントです。平屋住宅は段差・角・突起がない家づくりに適しているので、目が届かないところでケガをしてしまうなどのリスクを減らせます。
また、ご家族のなかにシニア世代の方がいらっしゃる場合や、終の住処としてお考えの場合も平屋はメリットが大きいです。年齢とともに階段の昇り降りが難しくなってくることを考えると、階段がない平屋はバリアフリーにしやすいです。

・安全性
平屋住宅は防災・防犯性の高い家づくりにも向いています。防災面では地震・台風によるダメージを受けにくい構造にできます。
また、開放感があり見通しがよくなるので、庭も含めて住まい全体に目が届きやすいです。住まいの異変にすぐ気づけるため、防犯性を高めることができます。

平屋住宅のデメリット

・費用
平屋は1階建てで住宅の機能をすべて網羅する必要があるので、それなりに広い土地が必要です。つまり、家づくりの費用として土地代がそれなりに大きくなる傾向があります。また、2階建ての住宅と比較すると基礎工事が必要な範囲や屋根の面積が広く、坪単価も多めに見積もっておく必要があります。
ただし、使用する建材にかかる費用、維持に伴う修繕費、メンテナンス費などまで含めて2階建てと比較した場合、ずば抜けて高くなることは考えにくいです。

・周辺環境
土地探しからスタートするなら、広さや価格だけでなく周辺環境の確認もおすすめします。特に注意が必要なのが日当たりです。例えば、周辺に高層ビルなどの高い建物がある場合、位置関係によっては採光が難しく建物全体に閉塞感を覚えることもあります。
ただし、京都は府全体で高い建物の制限が厳しい傾向です。舞鶴市でも高さ制限のある住宅向けエリアが設けられていて、「第一種低層住居専用地域」は高さ10mまでと定められています。

平屋には平屋にしかないメリット・デメリットがあります。それぞれを比較してみてメリットのほうが大きいと感じられるなら、平屋を検討してみてもいいかもしれません。

断熱性能

京都は、冬は寒く夏は暑いという、年間を通して大きな気温差がある地域です。そのため、平屋住宅で快適に暮らすためには断熱性能の高い住まいづくりが重要となります。断熱性能を高めるためには、外壁や屋根、床などに断熱材をしっかりと施すことが大切です。また、窓は断熱性能の高いものを選び、適切な場所に設置する必要があります。

設備

平屋住宅は、バリアフリー性に優れた住まいとしても人気があります。高齢者の方や小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、安全性を考慮した設備を選ぶことも重要です。例えば、滑りにくい床材や段差のない設計にするといった工夫が考えられます。車椅子用のスロープや手すりなどの設備を設置するのもおすすめです。

デザイン

平屋住宅は、開放感のある空間づくりがしやすいというメリットがあります。リビングやダイニングを広くしたり、吹き抜けを設けたりするのもおすすめです。自然光を取り入れやすい窓の配置や風通しの良い間取りにすることも大切です。

こだわり

注文住宅は、自分たちのライフスタイルに合わせて自由に設計できるというメリットがあります。家族構成や趣味に合わせて、こだわりの空間づくりを楽しむことができます。例えば、料理好きな方であれば、広いキッチンやパントリーを設けたり、読書好きな方であれば、書斎やライブラリーを設けたりするのも良いでしょう。

京都府舞鶴市で平屋住宅を建てる際のポイント

平屋住宅を建てる際には、以下のポイントを押さえておくとより理想的なマイホームの実現につながります。

• 日当たり：周辺に高い建物がないか確認する
• 風通し：敷地の形状や周辺環境を考慮する
• 耐雪性：雪が多い地域の場合は、屋根の形状や断熱性能に注意する
• 耐潮性：海沿いの地域の場合は、防潮対策をしっかり行う