2023.10.09 外構のコト 坂口
こんにちは!
設計士の坂口です。
本日は外構計画についてご紹介したいと思います。
外構は後回し、建物が建った後でもできる、とりあえず砕石だけなどお考えの方もいらっしゃると思いますが、
外構は最初のうちからしっかりと計画すべきです。
なぜかといいますと
①予算の把握ができない
建物を決めてから外構を決めてしまうと予算が無くできないという事になりがちです
②建物と合わせた外構計画ができにくい
室内から見える景観計画や動線計画等がこうしかできないになりがちです
③隣地の方への配慮ができていない事もある
隣地の状況次第で土留め工事や目隠し工事等が必要です。今後一生住む場所でトラブルは避けたいです。
等など色々あります。
計画段階でしっかり計画していきましょう!
今回は私が設計、計画させて頂きました外構計画をご紹介します。
まずはこちら
外観の計画
・植栽はバランスを考えて高さと配置を計画
・敷地の高低差は栗石と低木で柔らかい雰囲気に
・庭園灯を設置し実用性と夜の意匠性を兼ねるように
・道路面の高低差が70cmほどありますが、それが気にならないような敷地内の傾斜計画
室内からの計画
・隣地からの視線をウッドフェンスで隠してプライベートテラススペースの確保
次にこちら
外観の計画
・植栽は多めで、建物をより引き立たせるイメージに
・低木と景石も適度に配置し、よりきれいな印象に
室内からの計画
・正面大きな窓に植栽を配置し、室内からの眺望と外からの視線を遮断する役目
・右側の窓から見える植栽は室内からの眺望の役目
・外観正面から見て1階、2階をつなぐ大きな窓
植栽もそれに合わせて5mと高くし2階からも眺望ができるよう計画してます
外構も建物と合わせて考えるコト。
意識して計画してもらえると素敵な家になるはずです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
坂口