2022.09.25 エアコンについて 坂口
こんにちは!
設計担当の坂口です。
本日は熱環境を整えてくれるエアコンについて少しご紹介したいと思います。
①エアコンの設置について
②エアコンの畳数表記について
まず①エアコンの設置について
最近のお家はエアコン1台で大丈夫です。とよく聞きます。
それは間違っていませんが、正しいともいえません。
今のお家は断熱性、気密性があるのは当たり前で基本的には熱が逃げにくい魔法瓶のような家です。
ただし、魔法瓶のように部屋が一つだけではありません。
家の中には間仕切り壁やドアがで基本的には仕切られています。
エアコンを使って熱環境を調整する為には空気が流れないと絶対に調整はできません。
(ドアの下部にアンダーカットと言って空気が流れる隙間はありますが、それは単なる換気循環です。)
ですので、各部屋のエアコンの設置はオススメします。
(全館空調等のダクト式集中型は異なりますが、、)
ちなみに吹抜けのエアコンってどうなの?
・部屋の体積が大きくなる分、使用してから冷やしたり温められる時間は長くなります。
・反対に2階の廊下まで広がる吹抜けだとそこまで熱環境を整えてくれるので、階段を上ってからのもわっと感やひんやり感が少なくなります。
ただし冷たい空気は暖かい空気より密度が大きくなる為、冷気が2階へ伝わりにくくなるので注意が必要です。
詳しくはこちらでご紹介されていますのでご参考に https://zatugaku-gimonn.com/entry198.html
それを改善する為にシーリングファンを付けるが一番対策として多いですね。
②エアコンの畳数表記について
エアコンの畳数表記は6畳~8畳用等ありますが、これは木造(6畳)鉄骨(8畳)という意味です。
この何畳という基準、実は昭和の無断熱時代の基準でそこから変わってないのです。
といいますか変えれないのかもしれませんね。
なぜか、、今の日本で建てられている建物の60%以上が現在の国の断熱基準外だからです。
現代の断熱、気密住宅に住まわれる方は14畳程度(大きくても20畳程度)でいいと思います。
これを26畳の部屋だから26畳用にすると、
①コストが掛かる
②燃費が悪くなる可能性がある
ですので、エアコンを購入する際は注意して下さい。
予備アドバイスとして
●窓の役割のブログの時に少し触れましたが、お家はしっかりと日射遮蔽と日射熱取得をする事がエアコンの効率を上げてくれる指標の一つになります。
間取りの計画の際にしっかりとした窓の計画をオススメします。
●寒暖差がある地域によっては差が出ますので、機種やサイズには注意して下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
坂口