2023.07.16 植物のこと 海
こんばんは。
設計士の大槻海です。
皆さんは家を建てられたら植物を取り入れたいと思われますか?
植物は無いと困るものではありませんが、植物があるだけで外観デザインは大きく変化します。
見た目以外にも、身近に緑を感じられると癒し効果やストレス軽減にも繋がったり、又南側に落葉樹(葉が落ちる木)を植えると夏の暑い日差しは葉で遮り、冬には葉が落ちて温かい日差しを取り入れられたりと、快適な空間づくりにも役立ちます。
とは言っても「植物を植えると手入れが大変!」と思われる方が大多数だと思います。
そこで今回は実際に自邸に植物を植えた結果、どんな植物なら手入れが楽なのかをご紹介します。
まず結論から言うと、私自身「手入れが大変だ」と思っていたのですが、実際は思っていた以上に楽でした。
何もしなくても良いという訳ではありませんが、これならズボラな私でも育てていけるなと思いました。
まずは「クリーピングタイム」
※この画像はお借りしています
春から梅雨時期までパープルの小さい花を咲かせる植物です。グランドカバーと言って地面を隠す時に植えたり、芝の代わりに植えたりする事があります。花が咲くまでは緑の絨毯が広がっているように見えてとても綺麗です。
触ると柑橘系の良い匂いがします。虫が苦手な匂いと言われているので、虫よけに植えられる方もいらっしゃいます。
繁殖力が強いので1年もするとあっという間に広がりますが、伸びすぎた時は伸びた部分をハサミでザクザク切ればOK。水やりも必要以上にする必要はありません。花言葉は「勇気」。
続いては「オルレア」
こちらも春から梅雨時期まで白いレース模様の綺麗な花を咲かせます。梅雨時期以降は枯れてしまいますが、枯れた花から種が出てきます。ほっておいたら翌年は広範囲に綺麗な花を咲かせます。
こちらも必要以上に水やりをする必要はなく剪定も不要です。花言葉は「静寂」。
続いては「アナベル」
※この画像はお借りしています
別名「西洋アジサイ」とも言います。日本に自生しているアジサイとは異なり、色はホワイトのみ。最近は品種改良でピンクも出回っているようです。
梅雨時期から開花するのですが、花の色がライムグリーン→ホワイト→ブラウンに変化していきます。ブラウンになればカットしてドライフワラーとしても楽しめます。
アナベルは花がブラウンになれば剪定が必要ですが、基本的に茎のどの部分を切っても翌年に新芽が付くのでおすすめの植物です。花言葉は「ひたむきな愛」。
続いては「ナツハゼ」
落葉樹で高さは2m~3m程度、日本のブルーベリーと言われている植物です。特徴は一般的な植物よりも紅葉が早く、手を加えなくても枝ぶりが綺麗だという事です。
大きくなる心配もなく成長スピードが緩やかなのでほったらかしでOK。サイズ的に玄関前に植えると良いですね。植えているナツハゼも一度も手を加えていません。花言葉は「飾らぬ美」。
続いては「アオダモ」
言わずと知れた代表的な植物ですね。華奢で繊細な枝ぶりが綺麗な落葉樹。落葉樹なので葉は落ちますが木の上部に小さい葉しか付かないので落ち葉拾いはとても楽です。
野球のバットにも使われるほど丈夫で、雪が積もっても折れる事なく地面近くまでしなっていました。全国的に人気なので5mほどの枝ぶりが綺麗なものは市場になかなか出回らなくなってきているようです。
※番外編
「アガベ」
メキシコに自生しておりテキーラの原材料です。植物の化物みたいな形をしておりますが笑、独特な姿に惚れて2株植えました。
多分これほど手入れが楽な植物は無いと思うほど何もしなくてもいいです。元々乾燥地帯に自生しているので水やりは不要で雨で事足ります。根本からアガベの赤ちゃんが定期的に生えてくるので、自宅では移植して合計5株になりました。
花言葉は「繊細」。絶対嘘やんというほど見た目と不釣り合いです。笑 こんな姿ですが、環境が整えば数十年に一度花が咲きます。咲けばアガベ本体は枯れちゃいますけどね・・・。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
舞鶴スタジオ
設計士/大槻 海