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大槻 海

最近の設計

こんにちは。
設計士の大槻 海(かい)です。

まだまだ暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか?

午前中は30℃という日も出てきましたが、「今日は過ごしやすいな」と思ってしまいます。慣れって怖いですね。

今日のブログは最近設計させていただいたご提案パースをいくつかご紹介します。

イメージパースなのでこのまま建てて頂く訳ではありません。ここから更に細かい設計を行い形を整えていきます。
まずはこちら。

幅が約7mと細めの土地です。背の高い建物に3方向囲まれているので、普通に設計すると光が入らない暗い家になってしまいます。

光を確保するのと同時に、室内から自然を感じられる空間にしたかったのでやや難しい設計でした。

 

続いてはこちら。

庭にコストを掛けたいとご要望があったので建物に掛けるコストはほどほどに、でも室内に居ながらこだわりの庭を眺められる設計をしました。

別途費用をお支払いただいて設置しないといけないものを設計でカバーして、費用負担を減らす工夫もしています。

 

続いてはこちら。

中庭を取り入れた設計です。外に居るような中に居るような、そんな中間領域をつくりました。

リビングの床を下げている事も相まって、外から中庭へ視線が入らないようにしています。これぞカーテンのない生活です。

 

続いてはこちら。

凹凸を利用して立体感を感じられる外観デザインにしました。

リビングには中庭と繋がりを感じられるヌックスペースをつくりました。

家の中で座れる場所ってどこかな?と考えると、ソファかダイニングチェアか。意外と少ないです。でも座る場所があると人は自然とそこに来て腰を掛けます。その場所をリビングにつくる事でより人が集まりやすい空間になればいいなという思いで設計をしました。

 

続いてはこちら。

素材感のある仕上材でまとめたリビング。

テレビの両側の窓からは天井が外に向かって突き抜けているように見えます。目の錯覚を利用した解放感のある設計です。

 

続いてはこちら。

こちらは知人からの依頼で設計をした静岡県にある住宅会社さんのモデルハウスです。

2階リビングなのですが、ここから富士山や有名な湖(名前忘れました)が見えます。別荘建築のようですね。

 

これらを見ていただくと共通点があると思います。

それは外部との「繋がり」を感じられるという事。

自分自身、繋がりを感じられる家に暮らしてその良さを知っているからこそ「この良さをもっとたくさんの方に・・・」と思い、日々ご提案させていただいております。

 

 

 

住宅性能はもちろん大切。

でも目で感じる快適さ、豊かさは住宅性能では賄えません。

少し長いブログになりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

舞鶴スタジオ店長

設計士/大槻 海