column
こんばんは。
設計士の大槻 海です。
今回は担当をさせていただいた完成物件をご紹介いたします。
まずはこちらから。
シンプルで美しい空間が特徴の物件です。
ライン照明を最小寸法で埋込み、ノイズとなってしまわないように設計しました。
いつも通り天井面を綺麗に残していますが、やはり綺麗ですね。
照明計画さえ間違わなければ、光量は全く問題ありません。
洗面台の腰壁を一部アール壁にして、空間に柔らかさ・優しさを出しました。
アール壁は見た目やメンテナンスの観点から言ってもクロス(壁紙)ではなく塗り仕上げが一番です。
夜はこのような雰囲気になります。
雰囲気を出す為に光を絞って暗くしてみました。就寝前のリラックスタイムをイメージ。
続いてはこちら。
先日見学会を開催させていただいた物件です。
得意としている内と外が繋がる設計デザイン。
内壁と天井には自然素材を使い、質感を大切にしました。
板材を貼る向きを外側にする事で視線を外に誘います。
これは見学会中の写真。
ペンダントライトはニューライトポタリーを採用していただきました。一点一点、手作りの照明器具です。
洗面台からは柔らかい光が降り注ぎ、気持ちの良い朝を迎えられます。
キッチン笠木はステンレスをご提案して採用いただきました。
キッチン笠木は木製の20㎜が一般的かと思われますが、今回は4㎜で製作。
薄く仕上げる事でシャープに見せ、空間に馴染ませます。
流行りを追いかけるのも良いと思いますが、それよりはいつまでも経っても美しいと感じていただける空間に身を置いていただきたいと思い、日々設計をしています。
住み始めの時も、おじいちゃんおばあちゃんになった時も、「美しい」という感性は変わりません。
さて、今日も設計依頼をいただいている分を仕上げてから帰ります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
舞鶴スタジオ
設計士 大槻 海