2022.07.23 金物について・・・・渡邉

こんにちは。

舞鶴スタジオで詳細設計を担当している

渡邉です。。

 

 

 

 

 

 

今回も前回にお邪魔させて頂きました

T様邸の「工事中の物件」の紹介です。。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のお話は躯体に使う「金物」についてです。。

前回もお話しさせて頂きましたが、

木造の建築物は一言で言えば「耐力壁」と「金物」です。。

昔らか日本は手に入りやすかった木を使った為、

木造建築物が支流になっています。。

木は軽くて・強くて・加工しやすくコストも安い

しかし、火や水に弱く木を組み立てた時の仕口

(接合部)が弱いのが欠点です。。

昔から地震が多いい国なので、金物が必要不可欠に

なります。。

なので日本の金物は凄く考えられ、技術が発展して

来たと思います。。

 

 

 

 

 

 

 

 

主な金物を紹介します。。

 

 

 

 

火打ち金物

水平面の変形をしないようにする金物です。。

 

 

 

 

 

 

 

 

羽子板金物

梁と梁の接合に使う金物で、引き寄せて固定する

金物です。。

 

 

 

 

 

 

 

 

ホールダウン金物(引き寄せ金物)

この金物は耐力壁の柱に使います

耐力壁ではない壁に横からの力が働くと横に

グニャっと変形してしまいますが、面材や筋違が

入ってる耐力壁だと横から押されても変形しません

その代わり横から押されると足元が

浮かび上がります。。

長方形の積み木を建て、頭を指で押すと斜めに傾き

足元が浮くのが解りますか?

耐力壁にもそのような力が作用しますので、

柱の足元が浮かないように土台と柱、基礎と柱を

緊結する金物です。。

15KN以上の大きな力が発生した時に使います。。

 

 

 

 

 

 

 

 

この金物もホールダウン金物(引き寄せ金物)です

15KN以下の小さな力が発生した時に使います

上の金物と違って随分と小柄でスッキリして

ます。。

 

 

 

 

 

 

 

 

筋違金物

耐力壁に使う筋交いを柱に緊結するのに使う

金物です。。

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

一般的な金物を紹介しました

 

 

 

他にもまだまだ色々な金物を使って地震に強い家が

成り立っています。。

 

 

 

 

 

 

 

 

それではまたお逢いしましょう・・・・ 

さよなら・サヨナラ・さよなら

 

 

 

 

 

 

 

舞鶴スタジオ 

詳細設計担当・渡邉